備える
今回の震災と原発、正直、真正面から考える余裕もないような時間が過ぎています
連日、打ち合わせや、想定外の、呼び出しなど、自分自身も変化のまっただ中に居ます
勿論、自分のタスクは、だだ遅れ。
ほんとに、自分の、能力のなさを痛感してます。
セルフマネージメント、課題です。
しかし、インフラ屋が、業務の柱になって、ここ数年。
地震後の、原発の推移をみて、考えることが、多いです。
ここでは、情報管理や報道に関しての部分は、省きます
まず、
- どこまで備えてないと駄目なのか?
- 想定外の、事態になった時どうする?
正味の話、原発の場合、いろんな反対を押して、建設、運営、運用するのですから、テロや戦争も含めての、あらゆる事態は、想定して備えておくべきでしょう。
この部分に関しては、論じません。
今回、地震そのものは、何とか乗り切れた。
その後の、津波が、想定外だった。
ということが、一応、僕が知りうる一般説です。
電気で動く機器は、水は敵です。
水没そのもので、機械が壊れると思われがちですが、壊れる要因の多くは、ぬれた状態での通電です。
その上で、今回は、海水です。
津波により、全ての、冷却装置がアウトになり、今の事態に、及んだと言うことになっています
地震そのものは、乗り切った、これは、当然と言えば、当然ですが、それでも、設計当時の基本思想と、経年劣化も考えると、乗り切れたのが、正しいのか?余裕だったのか?
ここは、今後、情報公開して欲しいところです。
しかし、地震そのもので、倒壊や、破損の原因にならなかったのは、良かったのではないでしょうか?
良くも悪くも、震度のでかさは、想定外だったはずなので、ここを乗り切ったのは、優秀だといえると思います。まぁ、マグニチュード8ぐらいまでは、想定しないと駄目なので、最低1.5倍くらいの、耐震強度は、誇っていると思うと、当たり前と言えば、当たり前かもしれません
今回は、冷却装置です
僕も、今回で、初めて知ったのですが
送電装置が壊れた場合
・2機のディーゼル発電装置
・バッテリー(8時間稼働)
を準備してあったそうです
その上で、ディーゼル発電と、送電線が、全部故障という、想定外の事態に陥ったという事らしいです
これ、表面だけ考えると、必要十分な備えだと、思われます。
しかし、一つ考えないと駄目なことがあります
これ、原発なのです。
予算規模で考えると、莫大な、予算が、根回しの段階から付き、運営そのものも、凄い予算が付いていると思います。
そこまで考慮すると、この非常電源装置を、同敷地内に、設置しているのは、問題有るのと、ここの部分だけでも、津波対応にすることは、出来たのでは無いだろうか?
いろいろ思うところは、多いのですが、サーバー屋としては、災害対応どこまで準備しておくべきなんだろう、事故が起こったときの対応、改めて、痛感する出来事でした。
これから、この件に関しては、あらゆる検証がなされるでしょう
しかし、全てに対して、いろいろ考えを、改めさせられる、事例ですね。
普通に有るべきものが、普通にない、いろいろなものが、露呈されますね
とにかく、昨年から感じていた、脱日本沈没改めて、考えさせられました
[追記]
武田教授がでた、委員会増刊号のインタビュー見たのだが
役所の弊害でまくりだ。
武田さん、賛否両論あふれる人なのだが、このインタビュー興味深い
無責任、無いよな。
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